2017スーパーフォーミュラ第3戦 in FUJI SPEEDWAY

スーパーフォーミュラ第3戦が7月9日(日)、富士スピードウェイ(静岡県 1周4..4km)にて55周の決勝レースが行われ石浦宏明選手(セルモインギング トヨタ)が予選2番手から今季初優勝を遂げた。前日の予選では、前年度チャンピオンの国本雄資選手がポールポジションを獲得した。決勝日は、梅雨明け前にも拘わらず真夏日の様相、灼熱の中でスタートが切られた。国本選手は上手くダッシュを決めトップで1コーナーに飛び込んでゆく。一方予選2番手の石浦選手はホイールスピンで加速に鈍り、関口雄飛、中嶋一貴選手に抜かれグリッドを4位にまで落としてしまう。トップの国本選手は快調に飛ばし10周目には2位関口選手に6秒程の差を築いていた。差が詰められないと感じた関口、中嶋選手はここで早目のピットに入りそれぞれ給油のみでコースに復帰した。これで前が開けた石浦選手はここぞとばかり猛プッシュでトップのチームメイトである国本選手を追い詰めて行く。トップの国本選手は31周目にピットイン。給油とタイヤ4本交換しコースに復帰するもその直後マシンに以上を感じ再度ピットイン、一旦コースに戻ったものの症状が改善せずピットに戻りリタイアとなった。これで悠々自適な1位となった石浦選手とは対照的に、3位争いは熾烈な展開となっていた。ペースに勝るアンドレ・ロッテラー選手が中嶋一貴、関口選手を激しい攻防の末、抜き去り3位に浮上する。2位には、これらの展開を巧みに読み取りスパートを掛け抜群のタイミングでピットインをして順位を上げたフェリックス・ローゼンクヴィスト選手(ル・マン トヨタ)だった。レースはその後もこの順位のままチェッカーとなり石浦選手が優勝、これで石浦選手はシリーズランキングもトップに浮上し後半戦を迎えることとなった。