09フォーミュラニッポン第2戦 鈴鹿

879g6599フォーミュラニッポン第2戦が、5月17日(日)、鈴鹿サーキット(三重県 1周5.807km)にて43周の決勝レースが行われ路面状況が刻々と変わる難しい雨のレースをロイック・デュバル選手(ナカジマHONDA)が制し今季初優勝を遂げた.前日に行われた雨中での予選、新生スズカサーキットに新マシンでのデータが各チーム乏しい中、ブノワ・トレルイエ(インパルTOYOTA)がポールポジションを獲得、2位にアンドレ・ロッテラー(トムスTOYOTA)、3位にL・デュバル選手となった。決勝日、雨の予報は出ていたが、スタート進行直前までは、時折日が出るほどの天候で、このままドライのレースが望めるかとも思ったが、とうとう雨が降り出してしまいスタート時には本降りのウェットレースとなった。14時30分に、スタートが切られた。ポールのトレルイエ選手が無難にスタートをする中、グリッド2番手のロッテラー選手は、タイヤを滑らせスタートミス、3番グリッドのデュバル選手に交わされてしまう。レース序盤は、順調にトレルイエがトップをキープし、デュバルがそれを追う形で展開。後方では、7周目に松田次生選手(インパルTOYOTA)が1コーナーでコースアウトし早くもレースを終えてしまう。15周を過ぎたあたりからトップのトレルイエ選手のペースが落ちだす。4秒以上あった差がみるみる無くなりあっという間に迫りデュバル選手が、テールツーノーズの接近戦が繰り返される。なんとかそれを抑えていたトレルイエ選手だったが、ついに28周目のスプーン入り口で、アウト側からしかけオーバーテイクしトップに立つ。デュバル選手はここから猛ダッシュしトレルイエ選手との差をどんどん開いていった。
その後、給油のためピットインするが、デュバル選手は、給油のみ。一方トレルイエ選手は、給油+タイヤ交換とここでも差を広げられてしまう。その後、順位に大きな変動も無くデュバル選手が、今季初優勝のチェッカーを受けた。2位に、トレルイエ選手、3位にはロッテラー選手となった。新人の塚越広大選手がこの雨の中、終始安定した走りで5位に入り今後への期待を膨らませてくれ要注目したい。