09フォーミュラニッポン第5戦 鈴鹿

IMG_5934フォーミュラニッポン第5戦が7月12日(日)、スズカサーキット(三重県 1周5.807km)にて43周の決勝レースが行われロイック・デュバル選手(ナカジマ HONDA)がポールツー・フィニッシュで2戦連続の勝利を手にした。開幕以来、雨に祟れたこのシリーズ、週間天気予報では雨の可能性もあったが、予選、決勝とも概ね晴れの完全なドライ状態で行われた。予選は、デュバル選手が前戦に続きポールを獲得、2位にチームメイトの小暮卓史選手、走りが目立つルーキー塚越広大選手が3位につけた。今季不調不遇が続いていた昨年王者の松田次生選手(インパルTOYOTA)が4位に付け復活なるか期待が寄せられた。決勝日、気温は30℃を超え暑さとの戦いとなった。スタートで好ダッシュを決めたのはグリッド2位の小暮選手がトップで1コーナーに飛び込んでいく。デュバル選手は一瞬で遅れた感じで2位に後退。3位には、ポイントリーダーのブノワ・トレルイエ選手(インパルTOYOTA)が6位よりジャンプアップした。一方チームメイトの松田選手は、フライングスタートを取られドライブスルーペナルティを課せられた。これにつられたのか結局5台ものマシンがフライングを取られ優勝争いから脱落した。一方、トップのナカジマの2台はぺースが早く、3位のトレルイエ選手以下をどんどん引き離していく。特にトップの小暮選手が早く30周あたりまでにデュバル選手と差は10秒以上開いて独走状態、このままチェッカーかと思われた矢先、32周目、なんと、ギアボックスの不調で大きくペースダウン。ついに34周目、デュバル選手にトップを譲ることになる。その後、小暮選手のマシンの調子が戻り2位をキープ、このままレースはフィニッシュを迎え、デュバル選手が2千連続、今季3勝目を獲得した。これにより、ポイントランクは、4点差をつけてデュバル選手がトップに浮上。残り3戦、目が離せない状況が続きそうだ。