スーパーGT第6戦 鈴鹿

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GT500初優勝  石浦 宏明 /大嶋 和也
GT500初優勝  石浦 宏明 /大嶋 和也
スーパーGT第6戦が8月23日、鈴鹿サーキット(1周5.807km 三重県)にて121周の決勝レースが行われNo.35レクサスSC430を駆る石浦宏明/大嶋和也組がポールスタートからトップを譲ることなく初優勝を手にした。例年鈴鹿1000kmとして行われている今レースだが、不況の折、経費削減ということで今年は700kmに短縮されての開催となった。前日に行われた予選、今回は3ノックダウンが採用されNo.35の大嶋が初のポールポジションを獲得。2位にNo.3ニッサンGT-Rのロニー・クインタレッリ/安田 裕信組、3位にNo.6SC430の伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイムが付けた。決勝は15時にスタート、19時近くのチェッカーを目指す。No.35は、石浦がスタートドライバーを担当、そつなく1コーナーを奪取すると、その後は安定した走りで大嶋選手へバトンタッチ、40周を過ぎる頃には2位との差は10秒以上に広がる。
58周目、再び石浦に交代。この時点で、2位にはNo.8ホンダNSX(R・ファーマン組)が上がってきたが85周目、タイヤバーストによりマシン下部が路面に接触して出た火花がオイル系に引火して炎上、コースサイドでストップしてしまう。これにより、セーフティーカーが導入される。この間にピットインを済ませようとするマシンでごった返す中、No.35も大嶋にドライバーを交代、最後の走行に向けピットを後にする。今までのマージンが消えたNo.35であったが、その後も大嶋が夜間走行にもかかわらず快調に走りきりトップでチェッカーを受けた。2位にはNo.3GT-R(クンタレッリ/安田)、3位にはNo.38レクサスSC430の立川祐路/リチャード・ライアン組となった。ランキングは6位で5ポイント獲得したNo.1GT-R本山哲が依然トップとなっている。残り3戦佳境に入るスーパーGTに要注目だ。