2015 スーパーフォーミュラ 第3戦inFUJI

スーパーフォーミュラ第三戦が7月19日、富士スピードウェイ(静岡県 1周4.563km)にて55周の決勝レースが行われJ・P・デ・オリヴェイラ選手が独走で今季初優勝を挙げた。台風の影響の雨で波乱の予選とは打って変って夏らしい天気となった決勝レース。
スタートでは、ポールポジションのA・カルダレッリ選手(インパル/トヨタ)がホイールスピンで出遅れる中、グリッドの2位のオリベイラ選手(インパル/トヨタ)がトップで1コーナーへ、続く2番手はグリッド8番手から一気にジャンプアップしてきた中嶋一貴選手(トムス/トヨタ)、更に小林可夢偉選手(ルマン/トヨタ)が続く。
一方出遅れたカルダッレリ選手は、小林選手のリアに軽く接触した後、横にいたN・カーティケヤン選手(ダンディライアン/ホンダ)と接触。そのカーティケヤン選手はさらに横の中嶋大祐選手(ナカジマ/ホンダ)と接触しストップ、この回収のためセーフティーカーが導入される。カルダレリ選手、中嶋大祐選手はマシン破損のため緊急ピットインを余儀なくされた。
5周目を終えたところでレースは再開。後方グループではいち早く10周目にA・ロッテラー選手がピットイン。タイヤ交換を行わず給油だけでピットアウト。これを見たその他後方グループのマシンは続々とこれにならう。一方トップ争いはオリベイラ選手がトップを独走、2位中嶋一貴選手を引き離してゆく。
トップ2台がそれぞれピットインする中、前戦優勝の石浦宏明選手(セルモインギング/トヨタ)がピットインをせず見かけ上のトップを走行、41周目ようやくピットイン、3位でコースに復帰し予選10位を考えるとロングスティント作戦は成功か。その後トップ争いは大きな波乱もなくオリヴェイラ選手が今季初優勝、2位は前戦ケガで欠場復帰した中嶋一貴選手、3位に石浦選手がとなり、石浦選手はシリーズランキングトップを死守した。