スーパーフォーミュラ第4戦が8月23日栃木県はツインリンクもてぎ(1周 4.801km)にて52周の決勝レースが行われ石浦宏明選手(セルモインギング/トヨタ)がポールツーウィンで今季2勝目を挙げた。
決勝レースは上がってはいるものの直前に振った雨の影響で乾ききっていないコース状況下でスタートが切られた。自身2度目のポールポジションからのスタートとなった石浦選手が無難にその座を守り1コーナーに飛び込んでゆく中、グリッド2位の野尻智紀選手(ダンディライアン/ホンダ)はまだ濡れた路面側でのスタートなり案の定、タイヤがグリップせず順位を下げてしまう。この隙をついてグリッド5位の中嶋一貴選手(トムス/トヨタ)がアウト側から一気に2位にジャンプアップ、3位には小林可夢偉選手(ルマン/トヨタ)が続いた。
その後石浦選手は徐々に後続との差を広げトップを快走してゆく。32周目、3位の小林選手がピットイン、リアタイヤが外れないトラブルに見舞われ順位を大きく落としてしまい首位争いから脱落してしまう。トップの2台は順調にピット作業を済ませコースに復帰その座をキープ。
このままレースは大きな山場もないまま終盤に突入。ここにきて2位の中嶋選手がファステストラップを連発してトップ石浦選手を猛追し始める。トップの石浦選手はペースを上げることが出来ないものも冷静な走りでそのままトップでチェッカーを受け今季2勝目を挙げた。2位は中嶋一貴選手、3位には早目のピットインが功を奏したJ・P・デ・オリベイラ選手(インパル/トヨタ)が入った。