フォーミュラニッポン第6戦 モテギ

優勝 アンドレ・ロッテラー[/caption]フォーミュラニッポン第6戦が8月9日(日)、栃木県はツインリンクモテギ(1周 4.8km )にて52周の決勝レースが行われスタートダッシュを決めたアンドレ・ロッテラー選手(トムスTOYOTA)が2年ぶりの勝利を手にした。前日に行われた予選では、唯一33秒台をたたき出した小暮卓史選手(ナカジマHONDA)がポールを獲得、2位に同僚のロイック・デュバル選手、3位は石浦宏明選手(ルマンTOYOTA)の順となった。決勝は14時半にスタート、ポールの小暮選手が真っ先に1コーナーへ飛び込む、予選5番手のロッテラー選手がロケットスタートで一気に2番手に浮上、以下、石浦、デュバル選手と続く。絶妙のスタートを決めた小暮選手だったが、なんとこれがフライングの裁定で、ドライブスルーペナルティとなり優勝争いから早くも脱落となった。これでトップに立ったのがロッテラー選手。それを石浦選手を交わしたデュバル選手が僅差で追う展開となる。ロッテラー選手の直ぐ真後ろで隙を窺うデュバル選手は、そうあせった様子もなく、傍から見るといつでも抜けそうなくらいの余裕でロッテラー選手を追い立てるのだが、なかなか抜くには至らない。そんな状態が続いたまま28周目、両車が同時にピットイン、どちらが先にピット作業を終えるのか大いに注目が集まった。ロッテラー選手が先に給油を追へピットアウト、その4秒後にデュバル選手とここでの逆転は成し得なかった。二人の関係は、その後も変わらずレースが続きロッテラー選手が2年ぶりの今季初優勝を手にした。デュバル選手は2位。3位には、最終周、ギアトラブルに見回られた石浦選手をパスしたブノワ・トレルイエ選手(インパルTOYOTA)となった。ランキングはデュバル選手がトップ、それを6ポイント差でトレルイエ選手が追う。残り2戦まだまだ目が離せないレースが続く。要注目だ。